ひとり映画日記2

映画・本・イギリス(アメブロ『ひとり映画日記』から引っ越し

幽霊屋敷 2023.09.06

 今日は「スカロケ」はあまり聴けなかったけれど、「ダレハナ」を聴いた。山崎怜奈さんでも嫌な気分になることはあるんだなと思った。当たり前だけれど。「自分で自分の機嫌をとる」と言っていたけれど、山崎怜奈はいつも、自分が置かれた状況を冷静に見ているという感じがして憧れている(自分の状況や役割を把握することが大事、というのは主にTBSラジオパーソナリティから学んだ)。前にジェーン・スーが『闘う庭 咲く女』を出版したときにゲストで着ていたけれど、山崎怜奈も20年後とかにこういう本でインタビューを受けていそう。下手な自虐とかしないんだろうな。自虐は自分を客観的に把握することの邪魔になるよね.......。

広い空の下に丘が連なっているヨークの風景写真

関係ないがヨークの写真

 

 なんでもいいから映画が観たい、ということで時間が合ったのが『ホーンテッドマンション』だった。昔アトラクションに乗って屋敷のなかをぐるぐる回った記憶がある。映画の舞台はもちろんその屋敷で、引っ越してきた親子から依頼を受けた科学者(?)が、幽霊退治をしぶしぶ引き受ける。特別面白くもつまらなくもなかった。字幕だと印象が変わるかもしれない。うさんくさい神父役のオーウェン・ウィルソンが適役で、正しいキャスティングだ。この人がいるだけでいつも面白い。『インターン』や『ワンダー』の父親役もよかったな~。オーウェン・ウィルソンが父親だったら毎日楽しいと思う。

 女性の描き方もよかったものの、レストランの場面のようなチープなアジアの描写は少しがっかりした。『TAR』を観たときも思ったけれど、いつまでこういう描写続けるんだろう。ラスト、多分主人公と依頼者の女性は恋仲になるのかな?という感じがした。少し前ならキスまでしていた気がするから、ロマンティック一辺倒じゃなくなったのかなと思う。

 「幽霊屋敷」は少しわくわくする単語だ。ヨークとかスコットランドとか、その手の話が多くて面白い(『ホーンテッドマンション』の舞台はニューオーリンズ)。ホラー、ゴシックはそれほど詳しくないけれど、A・N・L・マンビーの『アラバスターの手』が怪談としては一番好き。全編から溢れる不気味さ!読み返したくなった。