ひとり映画日記2

映画・本・イギリス(アメブロ『ひとり映画日記』から引っ越し

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

過去を感傷的には振り返らない―劔樹人『高校生のブルース』

早稲田の文緑堂で、「アウトレット本」が売られていた。何がしかの理由で半額になっているらしい。劔樹人の『高校生のブルース』というマンガを買ってみた。 大根仁の推薦コメントにある通り、「なにもできない、なにも起きない」。表紙のかなしげな、所在な…

ラッセンの個展にもマツケンサンバにも行く―辛酸なめ子『アイドル万華鏡』

濃~い本を借りてきてしまった。 河出書房とは思えないカバー(失礼!)でも、このなんともいえない「濃さ」が本書! 辛酸なめ子『アイドル万華鏡』(河出文庫)。単行本は2005年に刊行されており、2000年代話題を集めたアイドル(芸能人)について短いエッ…

寂しいー 2023.10.11

最近は寂しいけれど、ラジオとブログにぶつけることで気が済んでいる。 羊文学の「More than words」を聴きながら帰ってきた。自分が主人公みたいな気分になれる。ああ寂しい。

電車のなかで読むべき本は 2023.10.10

今日は定期更新のために長ーい列に並んでいた。長い長い列。どうしてこんなに多いのかと思ったら、6か月定期を買っている人は、4月に更新した場合そろそろ切れるのか。あとは、これから出張です!という感じの大荷物の人もいた。みんなとても疲れてみえる。…

ラジオがあってよかった 2023.10.03

コロナにかかってから、なんだか毎日とっても眠いです。やりたいことがたくさんあるのに帰ってきたらもう寝たい。なんなら職場を出たらもう寝たい。 それでも、昨日は仕事の帰りに本を買って、一晩で読んだのだった。杉井光『世界でいちばん透きとおった物語…

『ほつれる』と『悪人』と『零落』 2023.10.01

私の今年のベスト映画は『ケイコ 目を澄ませて』だ。これはもう揺るがないと思う。それに匹敵するくらい面白かったのが、今日観た『ほつれる』。門脇麦演じる主人公が「浮気相手」と会い、夫とかみ合わず、という様子を淡々と映し続けるとても地味な映画だ。…