ひとり映画日記2

映画・本・イギリス(アメブロ『ひとり映画日記』から引っ越し

憧れの女性グロリア

映画の女性主人公はたまに憧れになる。こんな風になれたらな、と思う。10代の頃は『JUNO』のジュノが好きで、20代のアイコンは『キューティー・ブロンド』のエル・ウッズ。そして昨日、これからのロールモデルとなりそうな人を見つけた。映画『グロリア』の…

働いてみて2年目

「ある新入社員の1日」と書いた去年の日記よりは格段にマシになっている2年目。 職場でいじめられているわけではないし、サービス残業もないし、恵まれていると言えるだろう。それでも、働いていると「人のことってわかんないなーー」ということばっかりだ。…

日記の効用 2024.06.04

『日常をうたう』を読んでいたら、去年の8月15日に何をしていたのか知りたくてたまらなくなった。不定期のこのブログにはもちろんというか何もなかった。3日前に『バービー』の感想を書いている。それで、そういえばその時は夏休みで、本当は海での集まりが…

マンガの編集者とは 2024.06.03

noteにも書いたがカレー沢薫『負ける技術』を読んでいた。読んでいて気になったのは、カレー沢薫の、自身のマンガを担当する編集者への殺意だ。優秀で曲者(?)の編集者とは色々バトルがあったようだ。取材の日に寝坊して来ないとか。編集者という人も途中…

今週のハイライト(5.19-5.25)

毎日ブログを書こうと思っていたのに、まったく書けないから、週報にしようと思った。 今週は総括すると体調が悪かった、に尽きる。水曜あたりから心臓が痛く、金曜にはついにやや寒気がし、今日は心臓から左耳、左目が痛い。働きすぎかしら。よく言うわ。 …

いつか思い出す演劇——動物自殺倶楽部『夜会行』

演劇を観たい!という気持ちが数年ぶりに高まっている! 4月のおわりに、下北沢へ動物自殺倶楽部の公演『夜会行』(やかいこう)を観に行った。レズビアンの女性たち5人のある夜の会話劇。登場人物の一人、笑里の誕生日、彼女のみどりはパーティーの準備をし…

親からの自立 2024.05.12

人は自分の思うとおりにはならないと、一番初めに自覚したのは親に対してである。 ずっと仲が悪かった父親と、今日2人で飲んだ。私の人生の前半は父が、10代中頃からは私が互いに相手と距離をとろうとしていた。なぜ親は私の期待する行動をとってくれないの…

連休明けまして 2024.5.7

連休明け。通勤電車では各電車で具合いの悪い人が続出していたようだ。私も辛くて辛くて仕方ない。あと3日ある、来週は5日ある。 よせばいいのに帰りにカラオケに寄って歌っていた。穂村弘の「普通列車絶望行き」という言葉を度々思い出す。「普通に」働いて…

節約術からお金を考える 2024.05.06

友人と本屋に行ったとき、恥をしのんで友人の目の前で『月収20万円で幸せに暮らす方法』を買った。そもそもの価格が安い本だが、古本なのでさらに安くなっている。 私は今年こそ貯金をしたいのだ! 何人かの月収と支出の内訳、節約術が載っている。精神論で…

有明、サンマルク、ライブ

有明なんてめったに行かない。 私がぼんやり「お洒落地区」と感じているうちの一つの、国際展示場駅で降りた。悪夢の就活以来だろか。空が青くデカい道路が走っていて、住んでいる街と全く空気が違う。雪国に住んでいたときの私が考える「東京」といえばここ…

大島渚『絞死刑』

映画館に行かないと気が済まない。仕事中、脳内は「仕事が終わったら大島渚仕事が終わったら大島渚大島渚」と唱え続けていた。 『絞死刑』を観ました。(以下結末に触れています) いきなり、死刑に関する世論調査の結果が表示され、死刑制度廃止に反対の人…

いいことあった 2024.04.18

昇給しました。パチパチ!! もっと増えてもいいのだが、何も増えないよりましだ。先週は昇給しないんじゃないかと思ってぐったりしていた。あとは、先週申し込んだ舞台のチケットが当たればいいな。 今週はもうすごい疲れていて、帰りはギョウザの王将に吸…

ある1日

昨日の続き。人形の家の帰りに中華街で肉まんを食べ、海辺まで歩いた。ヨコハマを歩きながら聴く「Yokohama Walker」と「Scarface」は格別だった。 中華街の門 一人で横浜を歩いているとき、とても幸せだと思った。何やら芸をしている人がいて、それを見てい…

ひとはなぜひとがたを作るのか?展

横浜ウォーキングをしていた。 横浜人形の家で「ひとはなぜひとがたを作るのか」という展覧会をやっている。去年の松濤美術館の「ボーダーレス・ドールズ」展に続き、人形がテーマということで行ってきた。 ひとはなぜひとがたをつくるのかポスター 横浜人形…

中にいるのは人だから

誰かを批判するときに「○○はバカだ!」「狂っている」などという言い方はしなくなった。最近は、その人や会社の行為に的を絞るようにしている。恥ずかしいことに、前はけっこう人格も否定するような言い回しをしていた。本人にわかるように言ったりSNSに書い…

中国語とウェールズ語の勉強を始めた 2024.04.11

新年度になったということで、ラジオ番組が終わったり新番組が始まったり、パーソナリティが替わったりしている。 語学学習番組も新しいエピソードが始まる。というわけで、4月から中国語の勉強を始めた。NHKのラジオ「まいにち中国語」。初心者向けにあいさ…

初めてのヒプノシスマイクライブビューイングと、いつか追い続けるのを終えるまで

正確にはライブビューイングに行った。声優のライブ(ビューイング)に行くのは生まれて初めてだ。 ヒプマイのファンがたくさんいることがなんだか嬉しかった。こういう、ファンが集まる場に出かけたことがなかったから。両手いっぱいにリングをつけた人も、…

『社会人大学人見知り学部卒業見込』

オードリーの若林正恭に、連載しませんか?と依頼した編集者はすごいと思う。何がきっかけだったんだろう。ライブ?テレビ番組?ラジオ?文章も面白いって、どうやって予想ついたんだろう。 『完全版 社会人大学人見知り学部卒業見込』 職場の近くの本屋で『…

フェミニストソングプレイリスト(前半)

フェミニストソングのプレイリストを作り、イライラしたとき(それは大抵毎日だ。怒りを覚えることには事欠かない)聴いている。フェミニストソングプレイリストというのは、松田青子のエッセイ『ロマンティックあげない』にあった「フェミ曲mix」を読んでい…

戦争について、身近な人について 2024.03.31

今日は、パレスチナについて、今思っていること、考えていることを話そうという集まりに参加した。主催者の方の、「今から知るのでも遅いなんてことはない」という呼びかけに背中を押された。 知ったかぶりをしない、自分を大きく見せず思っていることを言う…

デッドデッドデーモンズ(以下略)感想

すっごく面白かった!配信でもいいかなと思っていたけれど、観に行ってよかった。この傑作を見逃すところだった。 マンガの連載が始まったとき、変わったタイトルだなと思った。マンガは読んでおらず、どういう話かまったく知らないまま観に行った。キャッチ…

高速回転からの投げ出し 『ボーはおそれている』感想

アフター6ジャンクションでは、「ボーはおそれているを観に行くか、ライムスターの武道館ライブに行くか、あるいは両方か」と話していた(公開日とライブの日が同じだったのだ)。(何も知らずに観たい人は以下読まないで) 2月はライブもだが映画にさえ行…

安心して話せる場所 2024.03.20

ずっと気になっていたカフェに行くと、大学生の頃の知り合いがいた。やっぱりとも思ったし、嬉しくなった。 カフェで食べたサンドとコーヒーは美味しく、安心していられる場所だった。カフェのオーナーが「なめられやすいってね、なめてくる方が絶対悪いんだ…

ディズニー再訪 レジェンドの子ども篇

ディズニープラスに加入してみた。 私の親や親戚はディズニーとジブリが教育に良いと思っていたのか、この2社のDVDは―まだDVD全盛の時代だったんです―やたらとある幼少期だった。一時期のディズニーは、有名作品の続編を作るのに凝っていたように思う。それ…

身体を動かす 2024.03.14

今日、生まれて初めてボクシングをやってみた。うまく当たった時の快感、ひたすら身体を動かす良さ。終わった時解放感があった。 仕事、というか職場のことを考えると気が重い。死にたいといつも考えている。この気持ちを打破するには、身体を動かすのが一番…

何だってやってやる 2024.03.10

引っ越し、ようやく机が届いたので、あまり疲れずにブログが書ける。お金がないのに引っ越しまでしてしまったから、いよいよ本当にお金がない。 でも、好きな町に引っ越して良かったと思う。引っ越し代や敷金は高いけれど、長期的に見ればいい判断をしたと思…

残す本、手ばなす本 2024.02.20

ここ数日はさながら旅人、大量の本を担ぎ、古本屋を数件まわった。本を前にすると、だいたい、「あまり読まないけれどとっておきたい本」「絶対に必要な本」「手ばなしてもいい本」に分かれる。本を前にした時にわかるので、面白いと思う。あまり読まないけ…

ゲレンデDJ特集 2024.02.16

2日遅れで、「アフター6ジャンクション」のゲレンデDJ特集を聴き、テンションが上がっている。90年代にゲレンデDJをしていた南部広美さんが、ラジオで当時の曲をかけながらDJをするのだ。歌だけでなく、南部さんのしゃべりが最高で、ゲレンデにいる気分にな…

気づけば23時 2024.02.15

気がついたら23時だ。仕事と引っ越しで、息つく暇がない。今日は職場にいる間にものすごく辛くなった。絶え間なく続く仕事、休み時間にかける引っ越し関係の電話、読書に集中できず延々とみるツイッター(結局再開した......)。 帰りにチェーンのカフェに寄…

人生は楽しい『哀れなるものたち』(ネタバレ注意)

全然「いい話」でも明るくなる話でもないけれど、人生は楽しいと思った。 知っていくこと、発見すること、好きな人といること、自分で選ぶこと。 その選択肢を制限されたり奪われてきたりしたのが女性だが、ベラ・バートンは彼女を閉じ込めようとする男たち…