ひとり映画日記2

映画・本・イギリス(アメブロ『ひとり映画日記』から引っ越し

2024-01-01から1年間の記事一覧

大島渚『絞死刑』

映画館に行かないと気が済まない。仕事中、脳内は「仕事が終わったら大島渚仕事が終わったら大島渚大島渚」と唱え続けていた。 『絞死刑』を観ました。(以下結末に触れています) いきなり、死刑に関する世論調査の結果が表示され、死刑制度廃止に反対の人…

いいことあった 2024.04.18

昇給しました。パチパチ!! もっと増えてもいいのだが、何も増えないよりましだ。先週は昇給しないんじゃないかと思ってぐったりしていた。あとは、先週申し込んだ舞台のチケットが当たればいいな。 今週はもうすごい疲れていて、帰りはギョウザの王将に吸…

ある1日

昨日の続き。人形の家の帰りに中華街で肉まんを食べ、海辺まで歩いた。ヨコハマを歩きながら聴く「Yokohama Walker」と「Scarface」は格別だった。 中華街の門 一人で横浜を歩いているとき、とても幸せだと思った。何やら芸をしている人がいて、それを見てい…

ひとはなぜひとがたを作るのか?展

横浜ウォーキングをしていた。 横浜人形の家で「ひとはなぜひとがたを作るのか」という展覧会をやっている。去年の松濤美術館の「ボーダーレス・ドールズ」展に続き、人形がテーマということで行ってきた。 ひとはなぜひとがたをつくるのかポスター 横浜人形…

中にいるのは人だから

誰かを批判するときに「○○はバカだ!」「狂っている」などという言い方はしなくなった。最近は、その人や会社の行為に的を絞るようにしている。恥ずかしいことに、前はけっこう人格も否定するような言い回しをしていた。本人にわかるように言ったりSNSに書い…

中国語とウェールズ語の勉強を始めた 2024.04.11

新年度になったということで、ラジオ番組が終わったり新番組が始まったり、パーソナリティが替わったりしている。 語学学習番組も新しいエピソードが始まる。というわけで、4月から中国語の勉強を始めた。NHKのラジオ「まいにち中国語」。初心者向けにあいさ…

初めてのヒプノシスマイクライブビューイングと、いつか追い続けるのを終えるまで

正確にはライブビューイングに行った。声優のライブ(ビューイング)に行くのは生まれて初めてだ。 ヒプマイのファンがたくさんいることがなんだか嬉しかった。こういう、ファンが集まる場に出かけたことがなかったから。両手いっぱいにリングをつけた人も、…

『社会人大学人見知り学部卒業見込』

オードリーの若林正恭に、連載しませんか?と依頼した編集者はすごいと思う。何がきっかけだったんだろう。ライブ?テレビ番組?ラジオ?文章も面白いって、どうやって予想ついたんだろう。 『完全版 社会人大学人見知り学部卒業見込』 職場の近くの本屋で『…

フェミニストソングプレイリスト(前半)

フェミニストソングのプレイリストを作り、イライラしたとき(それは大抵毎日だ。怒りを覚えることには事欠かない)聴いている。フェミニストソングプレイリストというのは、松田青子のエッセイ『ロマンティックあげない』にあった「フェミ曲mix」を読んでい…

戦争について、身近な人について 2024.03.31

今日は、パレスチナについて、今思っていること、考えていることを話そうという集まりに参加した。主催者の方の、「今から知るのでも遅いなんてことはない」という呼びかけに背中を押された。 知ったかぶりをしない、自分を大きく見せず思っていることを言う…

デッドデッドデーモンズ(以下略)感想

すっごく面白かった!配信でもいいかなと思っていたけれど、観に行ってよかった。この傑作を見逃すところだった。 マンガの連載が始まったとき、変わったタイトルだなと思った。マンガは読んでおらず、どういう話かまったく知らないまま観に行った。キャッチ…

高速回転からの投げ出し 『ボーはおそれている』感想

アフター6ジャンクションでは、「ボーはおそれているを観に行くか、ライムスターの武道館ライブに行くか、あるいは両方か」と話していた(公開日とライブの日が同じだったのだ)。(何も知らずに観たい人は以下読まないで) 2月はライブもだが映画にさえ行…

安心して話せる場所 2024.03.20

ずっと気になっていたカフェに行くと、大学生の頃の知り合いがいた。やっぱりとも思ったし、嬉しくなった。 カフェで食べたサンドとコーヒーは美味しく、安心していられる場所だった。カフェのオーナーが「なめられやすいってね、なめてくる方が絶対悪いんだ…

ディズニー再訪 レジェンドの子ども篇

ディズニープラスに加入してみた。 私の親や親戚はディズニーとジブリが教育に良いと思っていたのか、この2社のDVDは―まだDVD全盛の時代だったんです―やたらとある幼少期だった。一時期のディズニーは、有名作品の続編を作るのに凝っていたように思う。それ…

身体を動かす 2024.03.14

今日、生まれて初めてボクシングをやってみた。うまく当たった時の快感、ひたすら身体を動かす良さ。終わった時解放感があった。 仕事、というか職場のことを考えると気が重い。死にたいといつも考えている。この気持ちを打破するには、身体を動かすのが一番…

何だってやってやる 2024.03.10

引っ越し、ようやく机が届いたので、あまり疲れずにブログが書ける。お金がないのに引っ越しまでしてしまったから、いよいよ本当にお金がない。 でも、好きな町に引っ越して良かったと思う。引っ越し代や敷金は高いけれど、長期的に見ればいい判断をしたと思…

残す本、手ばなす本 2024.02.20

ここ数日はさながら旅人、大量の本を担ぎ、古本屋を数件まわった。本を前にすると、だいたい、「あまり読まないけれどとっておきたい本」「絶対に必要な本」「手ばなしてもいい本」に分かれる。本を前にした時にわかるので、面白いと思う。あまり読まないけ…

ゲレンデDJ特集 2024.02.16

2日遅れで、「アフター6ジャンクション」のゲレンデDJ特集を聴き、テンションが上がっている。90年代にゲレンデDJをしていた南部広美さんが、ラジオで当時の曲をかけながらDJをするのだ。歌だけでなく、南部さんのしゃべりが最高で、ゲレンデにいる気分にな…

気づけば23時 2024.02.15

気がついたら23時だ。仕事と引っ越しで、息つく暇がない。今日は職場にいる間にものすごく辛くなった。絶え間なく続く仕事、休み時間にかける引っ越し関係の電話、読書に集中できず延々とみるツイッター(結局再開した......)。 帰りにチェーンのカフェに寄…

人生は楽しい『哀れなるものたち』(ネタバレ注意)

全然「いい話」でも明るくなる話でもないけれど、人生は楽しいと思った。 知っていくこと、発見すること、好きな人といること、自分で選ぶこと。 その選択肢を制限されたり奪われてきたりしたのが女性だが、ベラ・バートンは彼女を閉じ込めようとする男たち…

キャラクターの誕生日 2024.02.14

朝、今日は好きなキャラクターの誕生日だということを思い出し、にわかに上手くいく気がした。今日は仕事で大事な予定があったのだ。 そしてまさかの、職場でそのキャラクター・飴村乱数が歌う曲が流れた。職場で流しているラジオで、同じく誕生日をお祝いす…

引っ越すことに決めた 2024.02.13

引っ越すことに決めた。突然の引っ越しで大家さんにも不動産会社にも無理を言ったから文句は言いたくないけれど、色々な人と連絡がつかずストレスを抱えている。電力会社にも不動産にもなかなか電話が繋がらず、相手からの電話もタイミングが悪く取れず、か…

ヒプステ BoP Cinema edit!!

ヒプステ!ヒプステを観た!ヒプステとは、「ヒプノシスマイク」の2.5次元舞台です。去年シブヤvsヨコハマ篇を観てから、今回の「Battle of Pride」を楽しみにしていた。丸の内ピカデリーでの先行上映に足を運んだ。 「Cinema Edit」ということで、舞台を撮…

会社員になって 2024.01.24

会社員として働き始めてもうすぐ1年が経つ。ちょうどそんな折、渋谷のジェンダー映画祭で『サラリーマン』を観て色々な思いでいっぱいになった。 私は小さな会社に、いわゆる「新卒入社」をした。それまでは学生でフルタイムで働いたことも正社員になったこ…

「実写化」というか優れた「翻案」——『カラオケ行こ!』

『カラオケ行こ!』は最も好きなマンガの一つだ。何度読んでも同じ場所で新鮮に笑える、すごいマンガだと思う。ヤクザがカラオケ大会のため練習をするというギャップと、それに付き合う(付き合わされる)男子高校生の淡々とした感じ。フキダシの外に書かれ…

死者は別の人なのかも――『トーク・トゥ・ミー』と『異人たちとの夏』

死んだ人にもう一度会う、死者が「この世」に来る、というストーリーはいくつも存在している。しかし、死んだ人はやはり生きていたときの人とは別人なのかもしれない。映画『トーク・トゥ・ミー』と『異人たちとの夏』を観てそう感じた(以下ネタバレあり)。…