ひとり映画日記2

映画・本・イギリス(アメブロ『ひとり映画日記』から引っ越し

キャラクターの誕生日 2024.02.14

 朝、今日は好きなキャラクターの誕生日だということを思い出し、にわかに上手くいく気がした。今日は仕事で大事な予定があったのだ。

 

 そしてまさかの、職場でそのキャラクター・飴村乱数が歌う曲が流れた。職場で流しているラジオで、同じく誕生日をお祝いするファンがリクエストしたのだ(正確には同じ声優が担当する別のキャラクターも誕生日ということでそちらがリクエストされたが、乱数の曲も流してくれた)。まさか職場でヒプノシスマイクを聴く日が来るとは。およそ似つかわしくない「drops」が流れて嬉しかった。私は小躍りしたいくらいだったが、恐らく皆興味ないのでしーんとしていた。

 

 好きなキャラクターと同じ誕生日だったらいいのにと思う。ラジオのパーソナリティは、「バレンタインが誕生日ということは重要なキャラクターなんですね」と言っていた(上記のキャラクターの誕生日がバレンタインというのはイメージによく合っている)。私の誕生日はイベントのある日でも語呂合わせのよい日でもなく、作者に思い入れがあるか物語上重要な日でもなければ、まず登場人物の誕生日には選ばれない。漫画やアニメなど間口の広い作品であればなおさらだ。バレンタインやクリスマス、ゾロ目なんかが選ばれがちだから。だからまだ、同じ誕生日の好きなキャラクターや登場人物には出会えていない。

 

 フィクションの人物の誕生日なんて祝っても意味がないと思っていた。熱心なハリー・ポッターファンが、親のいないハリーのためケーキを買ってお祝いしていると聞いた時、えーそこまでと思ったっけ。でも自分がファンダムに入ると、好きな人物の誕生日って嬉しいものだ。いまだに11月29日はカツ丼を食べようかと悩む。そして実在しない人の誕生日も盛大に祝ってしまうファンの熱さが私はけっこう好きだ。飴村乱数ハッピーバースデー。