ひとり映画日記2

映画・本・イギリス(アメブロ『ひとり映画日記』から引っ越し

何だってやってやる 2024.03.10

 引っ越し、ようやく机が届いたので、あまり疲れずにブログが書ける。お金がないのに引っ越しまでしてしまったから、いよいよ本当にお金がない。

 

 でも、好きな町に引っ越して良かったと思う。引っ越し代や敷金は高いけれど、長期的に見ればいい判断をしたと思う。

 もっと、突発的に行動しても良いんじゃないかと思ったのだ。働いていると、毎日決まった時間に動き、ミスや失礼がないよう頭を働かせ、言われたとおりのことをしなければならない。それがとても疲れる。呪いみたいに私の舌や手足を縛る。海に行きたいのに、仕事を「サボって」まで、全然違う路線に乗る勇気が私にはない。「普通列車絶望行き」(これは穂村弘のことばだ)に乗り続けている。

 だからたまに、予定調和を壊さなければならない。前の家に住み続けていれば苦労もなく、同じ日々を繰り返せることがわかっていた。でもそんな毎日から外れたかった。引っ越しは、無理やり環境を変えるための手段の一つだった。

 

 親が経済援助を申し出てくれたけれど断った。親が大金持ちなら甘えたけれど、べつに特別稼いでいるわけではないから。「家族だから」という理由で、かれらが稼いだお金からもらうのは不条理だ。お金がなくて、不安で夜中や休日の昼間に泣く。パニックで心臓がばくばくする。そのことに腹が立つ。いまの物価高や給与の低さで満足なんか、「足るを知る」なんかしてやらないぞ。給与を上げ、政治を変え、生活をもっと良くするのだ。みんな大変だから我慢しようという考えが嫌い。私はもっと求めるべきだ。

 お金をためて、年末に台湾に行こうと思う。めちゃくちゃな世の中で、私がいい子にしてやるいわれはない。