ひとり映画日記2

映画・本・イギリス(アメブロ『ひとり映画日記』から引っ越し

本を買ってばかりの休日

 週末は本をたくさん買った。まずは浅草でおこなわれた『Book Market』へ。ビルのワンフロアを借りてたくさんの出版社が出店しており、混雑していた。特典のバックをもらうため3冊だけ買おうと決め悩みに悩んだ。『泣ける過去問』にふふとなって買い、ナナロク社のブースで『野球短歌』(池松舞)を選んだ。野球はまったく興味がないけれど、なんだか心惹かれたのだ。今年の6月に『いつかピアスを落とした湖畔』(眞鍋せいら、私家版)を買ってから、短歌をやってみたい気持ちがふつふつと湧いている。出版社の人が「『野球短歌』最高なんですよ」と言いながら渡してくれた。

上下に2冊ずつ、4冊の本を並べた写真。左上から時計回りに『泣ける過去問』『誰が橋下徹をつくったか』『野球短歌』『ら抜きの殺意』

Book Marketで買った本

 それから而立書房で『ら抜きの殺意』(永井愛)を買った。これはとんでもない名作だ。小学生のときに観て今でも頭から離れない。本を見つけたというより「再会した」という感覚が強く「これください」と口から出ていた。ここでも出版社の人が「名作ですよね」と言いながら渡してくれた。作っている本に熱意があるっていいな。

 これで計3冊。でも大阪の出版社から1冊買いたくて『誰が「橋下徹」をつくったか』(松本創、140B)を選んだ。これ以上ここにいては千円札がどんどん飛んでいってしまう。スタンプカードをバックと交換してもらいビルを出た。

 

次の日。つくば市にできた「本と喫茶 サッフォー」に行った。フェミニズムや福祉の本を扱っていると聞き行かずにはいられなかった。店内の喫茶スペースにはいくつかのフェミニズム関連の本とWifiがあった。いつまでもここにいたいと思った。

ガラスコップに入ったシェイク。下からフレーク、あずき、バニラアイスの順に層になっている。

シェイク

サッフォーで買ったのは『NOヘイト!出版の製造者責任を考える』(ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会編、ころから)。購入者特典として『フラワーデモを記録する』(フラワーデモ編、etc.books)を頂いた。6月にオープンしたばかりという。また行きたい。帰りは高村薫レディ・ジョーカー』(新潮社)を読んだ。本に囲まれて幸せな休日だった。

『フラワーデモを記録する』と『NOヘイト 出版の製造責任を考える』